令和2年度 1学期始業式 訓話

―自分を成長させるために、小さな目標の達成を積み重ねよう!―

 皆さん、おはようございます。3学期の終業式は放送で行いましたが、本日、新年度1学期の始業式を体育館でできることをとても嬉しく思っています。
 しかし、新型コロナウイルスの感染者数はますます増加しており、世界全体でおよそ130万人、日本国内でも4,000人を超えています。昨日、東京都など7つの都府県を対象として、緊急事態宣言が発令されました。島根県では感染者が判明していないこともあって、予定通り新年度をスタートすることができましたが、決して気を緩めてはいけません。予防のためには、咳エチケットや手洗いなどを行うことが有効です。また、できる限りマスクの着用をお願いします。特に、集団感染を防ぐために、換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話や発声をする密接場面の、いわゆる「密閉・密集・密接」の「三密」を避けることが大切です。今日からは、感染の予防に留意しながら、部活動を再開することができます。新型コロナウイルスの感染防止策を徹底し、一日でも早く通常の高校生活を取り戻しましょう。

 さて、いよいよ令和2年度が始まります。新型コロナウイルス感染症には十分に留意しながら、現状において学校でできる教育活動はできるだけ実施したいと考えています。
 新年度の始まる節目の時ですから、生徒の皆さんには、何か新しいことにチャレンジしてほしいと思います。例えば、「毎朝7時30分に登校して1時間教室で勉強する」とか、「毎日の家庭学習時間を30分増やす」とか、「新聞の一面は必ず読む」など、具体的な目標を一つだけでいいですから実行してください。小さな目標であっても、達成するのは意外に大変かもしれません。まず一つ、それができたら次という具合に、小さな目標の達成を積み重ねることによって、少しずつ自分を成長させていってほしいと思います。

 平田高校の今年度の学校目標は、昨年度と同様に、「地域から信頼される、魅力と活力のある学校づくりの推進」としました。今年度も引き続き文部科学省の事業に取り組みます。この事業に取り組むことは、学校としてのチャレンジです。本校の事業計画である「地域人材育成循環システム 平田プラタナスプラン」をさらに充実させ、体験的・探究的な質の高い学びを目指したいと考えています。この事業を充実させることによって、皆さんが「生きる力」を身に付けることができ、そのことが平田高校の魅力化にもつながります。平田高校をますます良い学校にするためには、生徒の皆さんにも学校目標や文部科学省事業の趣旨を理解してもらい、一緒になって取り組むことが必要だと考えています。

 いよいよ明日は入学式です。新型コロナウイルス感染症への対応のため、皆さんは入学式に参加することはできませんが、共に平田高校で生活する仲間として、144名の新入生を心から歓迎しましょう。皆さんには、勉強や学校行事や部活動など、様々な活動の場面で、良き先輩であってほしいと思っています。新入生も平田高校で学んで良かったと思えるような、魅力と活力のあるすばらしい学校になるよう、力を合わせて頑張りましょう。

新任式

新任式の様子

 

始業式

始業式での校長訓話