校長のひとりごと R8.10.2
2026年10月02日
*「ラジオ」って、いいよね!
近年、若者のラジオ回帰がV字回復らしい。私はラジオ好き、中学生の頃から「深夜ラジオ番組」や「海外短波放送」などをよく聴いた。今はポッドキャストやラジコでの聴取だが、欠かさず聴く番組も多い。また、学生の時には「ながら勉強はダメ」と言われ続けたが、聞きながら何か別のことができることもうれしい。
先日、東京のラジオ局の番組にメールを送ったところ、番組オープニングで紹介された。学生時代に戻ったかのようにうれしかった。内容は『用事が済んだ後、ラジオ番組のイベントに行こうと思い、会場の日比谷公園に向かったが、開催は翌週だった。小雨降る静かな公園のベンチで「確認不十分な自分」に人生の秋を感じた』という、それだけ。パーソナリティーの方は残念がってくれ、イベント覚えてくださっていたことだけでも感謝などの優しい言葉をかけてくれた。そのとき、ひとつの思いが心をよぎった。
ラジオ番組でメールが紹介されたからといって、私へのリアクションは基本パーソナリティーの方のみ、第三者からのリアクションはない。これをSNSで発信すればどうであったか?「残念でしたね」もあると思うが、「注意力不足」、「年はとりたくない」、「自己責任」、「わざわざ投稿するなよ」などの反応も少なからずあったと思う。そして、自身が悲しい気持ちになっていたかも…。「悲しくなりたくなかったら、最初から投稿しない」というとどめのお叱りも想像できる。
SNSは誰もが、自由に発信できるメリットは当然であるが、その反面皆が自らの正義に基づいて投稿する傾向が強いから、ぶつかり合いや誹謗中傷といったいざこざも起きてしまう気がする。一方でオールドメディアと呼ばれるメディアへの批判も多い世の中だが、人が介在し、取捨選択が行われ、複数名の合意の後に発信されている安心感はある。だが、直接のやりとりや意見交流の機会は少ない。
若者のラジオ回帰、「画面を見ないタイパ効率」が要因かなとも思う。だがそれだけではないと思う。「SNS時代の人間関係疲れ」の状況の中で、私が四十年前から感じていたラジオパーソナリティーの言葉の親近感や心地よさのようなものを今の世代も感じ始めたかも…。





