『「やりたいことが見つからない」なら…』(書き起こし)

 

 皆さんおはようございます。令和8年度、学校としての新しい1年が始まりました。3年生は自らの夢を叶えるため、まず目標としての進路実現に向けての大切な1年となります。そして、多くの人は卒業までに成人年齢に達することになりますね。自らを改めて見つめなおし、大人になることへの自覚も深めながらこの1年を過ごしてください。2年生は学校の中堅学年として、入学してくる新入生を導きつつ、勉強はもちろん、部活動や地域との協働活動など失敗を恐れずに様々なチャレンジを期待しています。

 ところで皆さん「元気ですか?」 私の尊敬する人物、すでにお亡くなりになってしまったプロレスラーは「元気があれば何でもできる」と言い続けました。私も60年生きてきて「元気があれば大体のことはできる」実感しています。元気とは当然「体調が良好なこと」を指しますが、同時に「心が前向き、やる気に満ち溢れていること」とのセットによって成立します。意識して元気を保ってください。

しかし、実際には「やりたいことが見つからない」からやる気が出ないという人もいるでしょう。経営者、タレントのローランドさんは「先が見える人生の方がよっぽど怖い。成功する、しないは抜きにして、先が見えない方が絶対に楽しい。見えないからこそ努力し、考え、前に進むことができる。もし先が見えていたら、何も考えずに流されていくだけでしょう。」とテレビ番組で発言されていました。

そこで皆さんへ、「先が見えないからこそ、勉強してください」です。今、勉強していない人は知識や技術をゲットできていない、言い換えれば将来を考える材料や選択肢が少ない状態です。選択肢を増やすためには勉強が必要です。私が思うに、何もしたくないのは何もしていないから。しなければならないことの一つでも、本気でやり始めませんか。やる気がなくても、一度始めると集中力や意欲がわくという心理現象も確認されていますよ。

現時点において、これからのことを考えると、真剣に考えれば考えるほど、皆さんの心の中には揺れが生じるかもしれません。前向きになれず、本当に悩み、元気を失うときもあると思います。そういうときは友達に、家族の皆さんあるいは先生方にも思いを伝えてみましょう。仲間がいれば乗り切れるはずとわたしは信じています。

さいごに、明日の入学式は昨年、一昨年皆さんに話した内容を今年も話します。初心を思いだし、自らをふりかえる5分間になればうれしいです。

それでは生徒の皆さんのみならず、先生方も「元気」な状態を保ち、前向きにこの1年を乗り切ってほしいと思います。「令和8年も元気にいきましょう!」