「有言実行のススメ」

 皆さん、おはようございます。校長の野津です。
 朝夕が多少過ごしやすくなってきました。私は涼しかった昨日の朝はゆっくり新聞を読みました。開くと、山陰中央新報のこだま欄に本校3年生の「地域協働学習を終えて」の投稿が掲載されており、読書不足解消への提言などの内容を、この生徒さんは自身夏休みに読書何冊したのかなど様々思いを巡らせながら。同時に3ヶ月にわたった新聞掲載も今回が最終回であったこともあり、「あー夏休みも終わるな」と感じてました。
 
さて、本日始業式を迎えましたが「皆さん、元気でしたか?」
 はい、私は今現在元気です。1学期始業式でも話しましたが、幼い頃から見ていた有名なプロレスラーさんは「元気が一番、元気があれば何でもできる」という言葉をよく口にされました。私はその言葉をアレンジして「元気があればだいたい何でもできる」と信じています。しかし、学期のはじめから一つのことができない結果になりました。
1学期終業式の際に「2学期の始業式は皆と元気に会えることを願っています。」とお伝えしましたが、本日の始業式、残念ながら、熱中症防止対策のために、皆さんの顔を直接見ながら行うことができません。コロナも第5類となり、皆で集まることはもう大丈夫かなと思っていましたが、なかなか当たり前は戻ってきませんね。様々な変化を敏感に捉え、常に改善や見直しの必要性があると感じています。
このような場で原稿を準備しない私は皆さんの顔を見ながら、話を組み立てる訳ですが、今回はそれもできず非常に残念です。とはいえ、2学期は始まります。学園祭等を皮切りに学校行事も多い2学期、3年生にとってはいよいよ進路決定に向けて具体的なアクションが始まる重要な学期です。自らの健康管理には細心の注意を払いつつ、着実に前進していけるように、生徒の皆さん・教職員一丸となって、元気さを失わず頑張っていきましょう。
予告します。体育祭の開会式ではまず最初に「元気ですか?」と問いかけますので、皆さんから「元気でーす!」と大きな声がこだましてくれること期待しています。

 さて、話は変わりますが、私は一学期の間、小さな目標を胸に秘め努力してみました。私が立てた目標は、「この1学期、皆さんの授業を長短あっても50回は見に行く。」というものでした。一昨日手帳を見ると、回数は60数回。授業を見ることに合わせ、校舎内の消火器の位置や防火扉の確認も行いながらではありましたが、目標はクリアできていました。先生方の授業内容や方法はもちろんですが、生徒の皆さんの表情や活動、時折机上のパソコン画面に何が映っているかの確認など、本当に楽しい時間でした。目標としては大変小さなものであったと感じますが、目標を達成することは、うれしいものですね。1つ達成すると、次は何を頑張ろうか、前向きな気持ちになります。この場で、宣言します。「2学期は、少し上をねらって65回を目標にしたいと思います。」この場で、皆さんにお伝えしたからには、有言実行です。絶対に達成したいと思います。皆さんも、あえて目標を言葉に変えて、誰かに伝えることで、前に進んでみませんか。この夏休み期間中に2学期になすべきこと、成し遂げたいこと思い浮かんでいることと思います。さあ有言実行の2学期にしましょう。

一度確認しておきます。4月には「失敗を恐れず元気に一歩踏み出そう」、7月には「なぜを取り戻そう」そして今日は「有言実行のススメ」を伝えました。
あらためて、長丁場の2学期が始まります。体調管理には十分留意しつつ、自身の興味や関心を原動力として、元気に、前向きに、自らの目標達成に向けて一歩踏み出す、充実した学期としてください。
 
以上