女子全国高校駅伝競走大会、29位。相次いだ主力選手故障をはねのけ県勢の歴代最高タイムでゴール。
全国高校駅伝競走大会は京都市の西京極陸上競技場発着コースで行われ、女子は第25回記念大会で58校が参加して競い合われました。本校の女子チームは県勢コース最高記録を20秒縮める1時間11分43秒で29位に入りました。また、この記録は先の中国大会での記録を3秒更新しました。
レースは1区・黒田純菜(2年)が3キロ地点まで先頭集団にいましたが徐々に引き離されて30位、2区は全国初出場の渡部結(2年)が後半リズムを崩して33位、3区は左足の故障を抱えた落合沙紀(3年)が踏ん張って1つ順位を上げ32位、4区は前年も同区を走った小笹美波(2年)が35位という経過でした。最終5区のアンカーで主将の田中真愛(3年)が区間17位の力走で順位を6つ上げて29位でゴールしました。
田中真愛主将は、
「順位にこだわっていたので悔しい。タイムも予想を下回ったのが残念。個人では3年連続で出場できてみんなに感謝したい。来年はもっと上を目指してほしい。」
と語りました。
一方、チームを指導して来た多久和政徳コーチは、
「当初、史上最高の布陣で今季は入賞も視野に入れて始動した。直前で主力の故障が相次ぎベストの布陣が組めなくなった。チーム状態は悪く、あきらめかけていたが逆境を跳ね返して信じられないような結果です。田中が最後見事な走りで20位台に導いてくれました。この粘りは来年につながります。下級生は忘れないで欲しい。」
と語り、一時は30位台半ばを覚悟したという悲壮感は消え、次の目標を見据えていました。
会場には近畿平田会の方々をはじめたくさんの応援の方に来場頂きました。選手たちには大きな大きな励みとなりました。ありがとうございました。
1.スタート 左下No32 一走・黒田
2. ゴール手前約300M、正面スタンド前第1コーナー No.32 五走・田中
3. レース後のあいさつ
4. 選手、コーチ、学校関係者、OB、応援の人たち全員での記念撮影
5. 近畿平田会・OB 常松さんのエール
(毎年、このエールを頂いてから帰路についています。)