6月19日(金)、国際教育英語弁論大会(会場平田高校)に参加しました。
ESSから3年生の湯原さん、2年生の池尻有沙さん、周藤さんの3名が参加しました。
自分の体験を通じて国際理解について考えや行動を英語で発表する弁論大会で、県内から12名の生徒が参加しました。英語で考えをまとめること、英文を暗誦すること、相手に伝わる正しい発音をすること、と決して簡単ではないのですが、懸命に取り組み、当日は緊張の中、堂々と発表することができました。参加者全員のスピーチを聞き、交流することでたいへん勉強になりました。結果には悔しい思いも残りましたが、よい経験となりました。

【発表順】
湯原さん The Key to Great Communication 優良賞
(要旨) 挨拶は世界共通のコミュニケーション手段であるが、人々の気質の変化やスマホの普及などにより、人の繋がりが薄れるとともに、挨拶をする人が減ってきているようだ。このグローバル化社会に生きる私たちは、コミュニケーションスキルを含む多くを求められている。コミュニケーションの第一歩となる挨拶を積極的にしていきたい。


池尻さん Express Yourself! 優良賞
(要旨) アメリカ短期交換留学に参加した際、現地の高校の授業中、生徒たちの積極的な態度に驚いた。手を挙げて発言したり、質問をしたり、意見を交わし合い、先生と対等に会話をしていた。日本で私は先生の話を聞いているだけだったが、アメリカで見たような自分の意見を発言することの大切さを認識し、自ら発信していきたいと思っている。そのためには、個より集団を重んじる日本文化の中で、それができる方法を模索していく。


周藤さん Both Sides of the Story 銀賞(山陰中央新報社賞)
(要旨) 女子の教育の必要性を訴え、テロリストに襲われたマララ・ユサフザイさんのことを調べるうちに、タリバンの指導者の一人がマララさんに宛てた手紙を読んだ。そこには、彼個人として、この事件についての思い、イスラム教の教え、マララさんが狙われた理由などが書かれていた。自分が知らなかったことを知るうちに、私は1つの見方しかしていなかったことに気づかされた。テロや暴力は決して許されるものではないが、ものごとを複数の視点で見ることや、様々な背景を知ることが真の異文化理解につながると思う。