人権・同和教育LHRを実施しました(6月25日(水))
2・3年生各クラスで人権・同和教育LHR(ロングホームルーム)を実施しました。
【2年生】「同和問題の歴史から学ぶ」
同和問題の歴史学習を通して、差別やいじめといった身近に起こりうる問題に直
面したときの対応や、将来の生き方について考えました。
事前アンケートを通して、差別やいじめの起こりについて考えました。
○「差別をする人はどんな人だと思いますか?」
多かった回答は 「自己中心的な人」
「自分だけが正しいと思い上がっている人」 でした。
○「差別をするときはどんな時だと思いますか?」
多かった回答は 「仲間外れにされたくないと思う時」
「人の悪いうわさを聞いた時」 でした。
授業では、誤った考え方(理屈・偏見)を周囲に広げることで自分を守ろうとす
る人々の弱さこそが差別やいじめを生み出す原因(本質)であること。しかしなが
ら、誰でもがそういう危うい状況におちいる可能性を持っていること。それを克服
するためには、歴史から学び、多様な価値、多様な生き方を認め合えるような
人権感覚を身につけていくことが大切であることを学習しました。
【3年生】「公正選考にむけた取組について学ぶ」
「全国高等学校統一応募用紙」が採用された背景を知り、公正選考に向けた取組
の実際について学習しました。
授業では、担任・副担任による模擬面接(寸劇)を通して、採用選考のあり方に
ついて考えるとともに、生徒や学校からの問題提起の結果、社用紙の使用は禁止
され、1973年より「全国(高等学校)統一用紙」を使用するよう「労働省通達」が出
されたことを学習しました。また、何気なく答えてしまうようなことでも、実際に
選考基準とされ、予断と偏見によって判断された実例などを学び、きちんと学校に
報告することの大切さを学習しました。
島根県立 平田高等学校
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