平成31年度の入学式をおこないました(4月9日)

4月9日(火)、平成31年度の入学式が行われ、152名の新入生を迎えました。
平成31年度の入学式をおこないました(4月9日)

平成31年度 入学式 式辞

 先ほど入学を許可いたしました、第73期生、152名の新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。在校生、教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。また、ご多用にも関わりませず、PTA会長  佐々木邦子 様をはじめ、多数のご来賓の方々のご臨席を賜り、ありがとうございました。高い所からではございますが、厚く御礼申し上げます。ご列席の保護者の皆様には、お子様の立派なご成長と、本校へのご入学を心よりお祝い申し上げます。たくさんの方々にご出席いただき、このように盛大に入学式が挙行できますことを、大変うれしく思います。

 さて、新入生の皆さん。本校は、今年が創立103年目の、長い歴史と伝統を有する高校です。卒業生は17,000名を超えており、たくさんの先輩が、県内外の様々な分野で活躍されています。また、平田地域にある唯一の高等学校であることから、地域の人材を育成する教育機関として、地域の方々から期待されています。昨年度は、平田商工会議所と連携して「地域課題解決学習」に取り組みました。この取組をさらに充実させるため、文部科学省が今年度から新たに始める「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」に申請したところ、募集枠が全国でわずか20校という狭き門を突破し、採用されました。今後3年間、国の事業として、地域の活性化と人材の育成につながる、探究的な質の高い学習に取り組みます。部活動も盛んで、生徒のほとんどが何らかの部に加入しています。全国大会や中国大会に出場する部も多く、また、地域の行事などにボランティアで参加しています。  皆さんも今日から平田高校での生活が始まります。平田高校の一員であることに誇りをもち、充実した高校生活を送ってもらいたいと思います。

 高校生活のスタートにあたり、まず、本校の校訓についてお話ししておきます。ステージに向かって右上に掲げてあるように、「自律・協同・創造」が本校の校訓です。「自律」とは「自らの責任において目標をたて、その目標に向かって自らをコントロールしながら行動すること」です。「協同」とは「心をひとつにして、ともに力を合わせてやり遂げること」です。「創造」とは、「これまでになかったものを新しくつくりだすこと」です。 この「自律・協同・創造」を常に意識することにより、平田高校の生徒としての自覚をもち、有意義な高校生活を送ってほしいと思います。

 新入生の皆さんにとって、本校で過ごす三年間が、それぞれの人生に大きな影響を及ぼすことは間違いありません。私はこの三年間でこれからの人生を生き抜く力を身につけてほしいと思っています。そのために皆さんに実行してもらいたいことを三つお話ししておきます。

 まず一つ目は、「たくさんの人と関わってほしい」ということです。高校では新たな出会いがたくさんあります。今日初めて会った人もたくさんいるのではないかと思います。これから三年間、一緒に過ごす同期生ですから、積極的に話しかけ、たくさんの人と友達になってください。高校時代の友達は、一生をとおしての友達になります。これまでの友人関係も大切にしながら、新たな友達をたくさんつくってください。また、学校行事や部活動などの場面で、先輩や後輩と関わる機会も大切にしてください。さらに、地域の方々と関わる機会もたくさんあると思います。様々な人と関わりあうことが、より良い人間関係のあり方を学ぶ機会となり、コミュニケーション力を身につけることにつながります。一人一人の顔が違うように、物事の捉え方や考え方は人それぞれです。お互いを理解しあい、認めあうことは、自分の視野を広げることにつながります。お互いを高めあうことができる人間関係をたくさん築いてほしいと思います。

 二つ目は、「主体的に勉強に取り組んでほしい」ということです。「主体的に」とは、「受け身ではなく、自分の意思で積極的に」という意味です。高校ではたくさんの科目を学びます。そして、内容も中学校より専門的になります。勉強することによって、様々なことが理解できるようになり、理解したことからさらに新たな興味が生まれます。これが勉強のおもしろさだと思います。「勉強したことが、将来、役に立つのか」という声を聞くことがありますが、細かな知識は忘れても、あるいは、問題の解き方が曖昧になってしまっても、一度学んだ物事の捉え方や考え方は一生消えることはありません。将来、困難な場面に直面した際の問題解決の知恵として、きっと役立つはずです。皆さんの若い頭脳は、様々な物事に興味をもち、貪欲に吸収できる柔軟さを備えています。主体的に勉強に取り組み、若い頭脳をしっかり鍛えてほしいと思います。

 そして三つ目は、「勉強以外に打ち込めることを一つ見つけて、勉強と両立させてほしい」ということです。生徒会活動、部活動、ボランティア活動、地域の活動など、いろいろなことが考えられます。このような活動に取り組むことによって、様々な人と関わる機会が増え、自分の視野が広がるとともに、人間としての幅も広がります。きっと、皆さんの人生を、より豊かで充実したものにしてくれると思います。これまでやったことがないことにも、積極的にチャレンジしてみてください。勉強との両立は大変だと思いますが、両立させようと頑張ることで、困難に打ち勝つたくましさを身につけてほしいと思います。 以上の三つのことを是非、実行してください。

 皆さんがこれから生きていく21世紀は、今の時点では想像のつかないような、変化の激しい時代であろうと思います。このような社会にあって、自分らしく、充実した人生を送っていくためには、広い視野に立って、自ら学び、自ら考え、自ら判断しながら、自分の人生を切り拓いていくことが必要です。そのために必要な「生きる力」を、平田高校での生活をとおして身につけてほしいと思います。

 さて、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。高校時代は、将来の自立に向けての最後の準備期間であると言われます。揺れ動きながら成長していくお子様を、ともに協力しながら支えていきたいと思っています。そのためには、ご家庭と学校との連携を密にすることが何よりも大切であると考えています。お子様が有意義な高校生活を送ることができるよう、教職員一丸となって努力して参りますので、本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 最後に、新入生の皆さんが三年間の平田高校での学びをとおして健やかに成長し、将来を生き抜く力をしっかりと身につけてくれることを期待し、式辞といたします。

                                 平成31年4月9日                                                                                            
                                 島根県立平田高等学校長 
                                 坂 根 昌 宏
                                       
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式のあとには、吹奏楽部による歓迎演奏会がおこなわれました。
平成31年度の入学式をおこないました(4月9日)